育つ!冷える!!魔法の粉実験キットはどんな付録?
すずしげな結晶ツリーができる!
工夫して結晶作りを楽しもう!!
(本誌表紙より)
使うもの
・魔法の粉
・せんたくのり
・ろ紙
・受け皿
・食器用洗剤
・プラコップ
・ラップ
(本誌p.22より)
本誌p.22~24に、詳しい結晶ツリーの作り方が記載されています。
使うものと記載されているもの以外にも、ちょいちょい必要なものが、都度登場しますので、作り方ページを熟読してから、実験を始めることをおすすめします。
筆者は、とりあえず簡単そうな、ツリーの土台づくりをまず初めにやってみました。
紙のツリーで土台を作ってから、①の結晶液づくりをしたほうがいいと思います。
尿素のパックは2袋あるので、結晶ツリーを使った後は、ひえひえパックづくりをすることができます。
ひえひえパック 使うもの
・アルミパック
・魔法の粉
・水 大さじ1
原産国は?素材は?
<製造国> 記載なし
<素材表記> PET 尿素 PVA パルプ アルミ ポリエチレン
サイズはどれくらい?
完成した結晶ツリーは、500mℓのペットボトルの半分ほどの高さです。
<実測サイズ>
高さ・・・約9cm
付録を使ってみた感想は?
■ツリー土台作り
先ほども述べましたが、まずはツリー土台から作ることをおすすめします。
【用意するもの】
・はさみ
・ホッチキス
・お好みのペン(後で色を塗ったりして楽しんでください)
コーヒーフィルター状のもの(どう見てもコーヒーフィルターですね)の、接着部分をはさみで切り取ります。
このフィルターを真ん中で半分、もう半分、計二回折り曲げます。
広げたら、折り目に沿ってじゃばら状態に折りまげます。
写真のように、端をホッチキスで留めてツリー状に作ります。
サイドに何か所か切り込みを入れてみましょう。これで一応完成です、が・・・
この時点では気づかなかったのですが、いくつか後で気づいたことがありますので、ここでお知らせしたいと思います。詳しい写真がなくて恐縮なのですが、後の写真には、しっかりといつのまにか写っていますのでご確認ください・・・
まず、このツリーはとても倒れやすいということが最大の注意点です。
なので、筆者が行った工夫としては、
ツリーの底部分が弧を描いて丸くなっているので、そこをはさみでまっすぐになるよう切りとり、立たせやすくしました。もう一つは、結晶液がしみてくるとツリーの紙にハリがなくなり、ふにゃっと倒れやすくなってきたので、上から中心部分にタピオカ用の太いストローを差して補強しました。
以上2点、よろしければ参考にしてみてください(;^_^A
■結晶液作り
ここでも、いくつか各自で用意するものがあります。
・魔法の粉:1袋
・洗濯のり:1/2袋
※ここからは各自で用意👇👇
・ぬるま湯 大さじ1
・食器用洗剤 2~3滴
・液を入れる容器
・割りばしなど、液をかき混ぜるもの
ちなみに、スヌーピーの小皿には、食器用洗剤が数滴入っています。
容器に、魔法の粉を一袋開けます。そこへ、ぬるま湯を大さじ1杯入れましょう。
すばやくかき混ぜます。
その時に、
「あれ?入れたのって、たしかぬるま湯だったはず、ぬるま湯じゃなかったっけ?」
と、自らを疑いたくなるほど、液体がひえひえに冷たくなっています。こんなに冷たいのに、ジャリジャリの粒が溶けるんだろうか、と心配になってきます。そんな心配を見越して、
魔法の粉がすべてとけなくても温め直さないで!急速に水分が蒸発して、固まってしまうことがあるよ。(本誌p.22より)
とありますので、自分を信じてひたすらかき混ぜましょう。
だんだんと、確実に粒が細かくなっているような気がします・・・
5分経過、写真がピンボケでよくわかりませんが、少しだけ小さくなっています。
10分経過・・・
これぐらいなら、もういいでしょうか。
全ての粒を溶かすことはできませんでしたが、結構頑張ってかき混ぜました。
小学生がこれだけの根気が続くかどうか、少し不安がありますので、念のため、お父さんお母さん、かき混ぜお手伝い要員になることを覚悟しておいてください。
つぎは、洗濯のり、食器用洗剤を入れて混ぜていきます。
のりと洗剤の投入で、泡立ってきました。泡立てることが目的ではないので、ここらへんでやめておきましょう。
さあ、いよいよツリーに液体を投入していきます。
ツリーの上部を蛍光ペンで黄色に塗ってみました。かき氷みたいに仕上がるといいなあ・・・
このまま、時間を置いて結晶ツリーが出来上がるのをひたすら待つことにしましょう。
・・・1時間後・・・
少しづつ、結晶がペーパーに現れてきました!けれども、もやもやとして、まだまだカビのような小ささです。
知らない人が見て、カビと勘違いしないように、実験中などの表示を置いておくといいかもしれないなと思いました。
近づいてみた様子。よくよく観察すれば、ふわふわのかわいらしい結晶です。カビなどと言ってすみませんでした。
● ● ● 追記 ● ● ●
3時間経過後の様子。
だいぶ結晶が育ってきました。今にして思えば、かき氷風を狙ってペイントした蛍光イエローのインクが、間違いなく蛇足です。
シンプルに白一色の方がよかったなあと、後悔してしまうくらい、ださい統一感のない仕上がりになってしまいました。
本誌の方も、小学生が楽しめて、ためになる内容が盛りだくさんです!
特に筆者は、りゅうちぇるさんが語る、おばあちゃんの戦争体験記を読んで胸が苦しくなるほど悲しくなってしまいました。消えつつある苦しい記憶を、しっかりとお話ししてくれたことに、畏敬の念を覚えます。気になる方は、こちらもぜひチェックしてください。
悲しい記事だけでなく、楽しい記事もあります!魔物グランプリという、世界の恐怖の魔物紹介の記事や、お約束のドラえもん漫画など、とても面白かったです。
夏休み間近ということもあり、付録・本誌ともに盛りだくさんの内容の一冊でした!
この付録、アリ?ナシ?
あり!
この方法でいいのかな???
と、疑心暗鬼になることが何度もあり、不安にさせられる実験でした。
だからこそ、実際に結晶が現れた時には、かなりの感動!
はじめのうちこそ、カビみたい・・・と、感じたくらい、小さくもやもやしていたのですが、時間がたつにつれ、結晶ツリーも成長して、もうカビなんて言わせない!というほど、堂々たる姿に変貌しつつあります。
これからもっと時間を置いて、どのくらい成長するのか、じっくり見守りたいと思います。
説明書きをよく読んで、その通りに進めていけば、この感動が味わえます!自分を信じて!やればできる!「あり!◎」(修造風に)
購入した付録つき雑誌/小学8年生 2021年8・9月号
誌名:小学8年生 2021年8・9月号
出版社:小学館
発売日:2021年7月1日(木)
価格:1100円