歌川広重 名所江戸百景カレンダー2020年版はどんな付録?
『サライ』12月号、本日発売です。2020年歌川広重『江戸百景』カレンダーの特別付録もついてきます。
カレンダーは上半分が歌川広重の江戸百景、下半分がカレンダーになっています。
カレンダーに使われている江戸百景をご紹介
★印のある作品は「The-UKIYO-E2020ー日本浮世絵コレクション」に出展される予定です。
1月:浅草金龍山
★2月:亀戸梅屋舗
3月:上野清水堂不忍ノ池
★4月:亀戸天神境内
5月:水道橋駿河台
★6月:堀切の花菖蒲
7月:両国花火
★8月:大はしあたけの夕立
★9月:猿わか町よるの景
★10月:深川萬年橋
11月:浅草田圃酉の町詣
★12月:深川洲崎十万坪
最後のページに、カレンダーに取り上げた各名所の解説が掲載されています
原産国は?素材は?
公式情報として原産国、素材についての表記はありませんでした。
サイズはどれくらい?
B5ノートよりひとまわり大きいサイズ。A4ノートとも比較してみたところ、ひとまわり小さかったです。
カレンダー欄はひとコマあたり、交通系ICカードの1/3くらいの幅です。
付録を使ってみた感想は?
カレンダーは開いた状態でA3に収まるサイズ感。大きすぎないサイズ感が場所を選ばず使いやすいと感じました。カレンダーには六曜と二十四節気入り。二十四節気はカレンダーの左端に解説も掲載されているのが便利です。
日玉(ひだま:日付の数字のこと)、月玉(つきだま:月の数字のこと)も大きめで、色分けもありひと目でわかりやすいデザインが嬉しい。加えて一行ごとに背景色を変えてあるのが、より見やすいのが良かったです。ちなみに一番濃い黄色の部分はサライの発売日。これだけ目立っていれば、きっと買い忘れはないでしょう。
素材は光沢のないマット紙で、さらっとした質感。印刷がのった部分のみ光沢があります。厚手というほどのしっかりした厚みではないものの、コピー用紙よりは厚く、ペラペラという印象はありません。
書き心地も良好で、紙にペンが引っかかることなく書けました。裏移りもなく、安心して予定を書くことができます。日玉の下に予定を書くことを考えると、私の文字サイズだと1日あたり2件くらいの予定はストレスなく書き込めそうです。
この付録、アリ?ナシ?
あり!
歌川広重の浮世絵が良いのはもちろんのこと、カレンダー本体の使いやすいサイズ感と、見やすい工夫が良い!市販品の歌川広重カレンダーは最低でも1,000円以上しているので、ファンにとってはかなりお得に思える付録ではないでしょうか。
単純にカレンダーとしても使いやすい作りなので、歌川広重ファンでなくても魅力ある付録だと思います。
購入した付録つき雑誌/ムック
サライ 2019年12月号
発売日:2019年11月9日(土)
価格:880円
小学館